脳しんとう、頸部への損傷の防止
衝撃による脳しんとうなどが発生するリスクを下げ、重症化も軽減します。
さまざまな治療
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さまざまな治療
岡田歯科では一般診療や自費診療などのほかにも、さまざまな治療に対応しています。審美的な領域やお口の機能を守るためのものまで幅広く取り扱っていますので、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
口腔外科
歯科の対象範囲はお口の中だけではありません。顎や顔面などの組織も治療の対象になります。口腔外科では、スポーツによる外傷や顎の病気、それに親知らずの抜歯や口内炎といったものが含まれています。口周りやその周辺の組織で気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。親知らずの痛みなどについても、適切な診断のもと対応します。
親知らずの抜歯
口腔外科のなかでも多くの人に関わりがあるのが、親知らずの抜歯です。親知らずは最も奥に位置する歯で、部分的に埋まっていたり、真横に生えて完全に埋まっていたりします。そのため炎症を起こしやすく、親知らずそのものや周囲の歯に痛みが出ることがあります。強い痛みを解消するために、親知らずを抜歯するケースもあります。生え方によっては抜歯しにくいケースもありますが、精度の高い診断を行なって安全性に配慮しながら抜歯します。
スポーツマウスピース
スポーツによっては、お口の中をけがするリスクが高いものがあります。スポーツマウスピースは、スポーツ時のトラブルによるお口の中の裂傷、顎のけが、歯の破折などを予防するために作られています。また、脳しんとうを防ぐ効果も期待できます。けがの予防だけでなく、上下の歯をしっかり噛みしめることによって集中力が高まり、パフォーマンスの向上にもつながります。
当院では患者さまの歯型に合ったスポーツマウスピースを作製し、より高いパフォーマンを引き出せるようにサポートします。市販のものとは違ってフィット感が高く、違和感なくスポーツに集中できます。
スポーツマウスピースの効果
歯の破折や脱臼の防止
コンタクトスポーツでは、歯が折れたり脱臼したりすることがあります。また、スポーツ時の食いしばりも歯にひびが入る原因になります。こうした歯へのダメージは虫歯を進行させるため、予防が大切です。
口の中の裂傷、顎のけがなど
転倒などによる衝撃をスポーツマウスピースで緩和させることで、けがの発生や程度を軽減できます。
バランス感覚の向上など
噛み合わせが合って安全に噛みしめられるため、体のバランス感覚が良くなります。また、筋力が向上する場合があります。
スポーツマウスピースが義務化・推奨されているスポーツ
- アメリカンフットボール
- ラグビー
- ラクロス
- アイスホッケー
- インラインホッケー
- ボクシング
- キックボクシング
- 空手
など
ティースジュエリー
歯におしゃれなワンポイントアイテムを貼り付けて、かわいい口元を演出します。キラキラするストーンやメタルパーツなど、さまざまなタイプの装飾品を付けられます。
ティースジュエリーは笑顔のときに口元の印象がより明るくなる、新しいファッションとして注目されています。アメリカや韓国などで人気が拡大し、日本でも芸能人やインフルエンサーが取り入れて若者の間で流行しています。
専門のサロンなどでも施術できますが、歯科医院であればより高い信頼のもとで行なえます。歯の表面をクリーニングし、専用の接着剤でジュエリーを固定します。一度装着すると半年ほどもつこともあり、長く口元の装飾を楽しめます。
こんな方におすすめ
- ほかの人とは違ったファッションを試してみたい
- 口元にさりげなくアクセントを加えて個性を発揮したい
- 特別なイベントが間近に控えており、おしゃれな口元にしたい
- SNS用に映える姿を撮影し、注目を集めたい
ティースジュエリーを自分で付けるリスク
ティースジュエリーは市販のものもあります。しかし、歯科で使用するものと違って安全性が保証されておらず、接着がはがれて飲み込んでしまうなどのリスクがあるため、たいへん危険です。ジュエリーは適切なサイズを選ぶことも重要です。歯の大きさに合わないジュエリーをつけると、粘膜を傷つけて口内炎を引き起こす可能性があります。
本来は歯科専用の接着剤を使って装着し、器具も必要になります。そのため、自力でつけるとすぐに外れたり歯を傷つけたりするおそれがあります。また、取り外しも簡単ではありません。歯科医院で施術を受けることで、装着するときも外すときも安全に行なえます。
ティースジュエリーの施術の流れ
Step 01
カウンセリング
まずは歯の状態をチェックし、それからお好みのジュエリーをお選びいただきます。装着する場所を相談しながら決定します。ジュエリーを装着したときの注意点や費用などについてお話しし、ご納得いただけましたら施術をスタートします。
Step 02
クリーニング
ジュエリーを装着する前に、歯をクリーニングします。歯の表面についている汚れや歯石などを丁寧に除去し、歯の表面を滑らかにするための酸処理も行ないます。この工程を行なうことで、ジュエリーと歯の密着度が高まります。このときにホワイトニングを受けることも可能です。
Step 03
ジュエリーの装着
歯の表面を乾燥させたら、歯科専用の接着剤を塗布します。お選びいただいたジュエリーを、位置や角度を調整しながら指定した場所に接着します。接着剤が乾くまで、数分お待ちいただきます。外れないことを確認したら施術は終了です。
ご高齢の方の
口腔機能の低下を改善
年齢を重ねると口周りの筋肉や唾液の分泌量の低下などにより、口腔機能が悪化しやすくなります。日常生活にも支障が出て、食事や会話がこれまでのようにできなくなる可能性があります。口腔機能を改善するためのトレーニングや指導により、機能低下を抑えながら向上を促します。
口腔機能低下症の原因と症状
口腔機能低下症の主な原因
口腔機能低下症が起きる原因として、加齢による生理的・肉体的な変化などがあります。
- 加齢による生理的な変化
- 歯の喪失
- 入れ歯が合わなくなる
- 唾液の分泌量の減少
- 口周りの筋力低下
- 糖尿病などの全身疾患
- 不規則な食生活
- 不充分な口腔ケア
- 薬の副作用
口腔機能低下症の主な症状
主な症状は、次のようなものになります。複数の症状が見られる場合、口腔機能低下症になっているかもしれません。
- 硬いものを食べるのがつらい
- よくむせる
- 食べこぼすようになった
- 口がよく渇く
- 滑舌が悪化している
- 食べ終わるのに時間がかかる
口腔機能低下症の予防法
日々の口腔ケアと正しい生活習慣により、口腔機能低下症を予防できます。
① 正しい歯磨き
食後は歯磨きを行ないましょう。フッ素入りの歯磨き粉を使うと虫歯予防にもなります。また、電動歯ブラシを使うことで磨きやすい場合もあります。
② 定期検診
年に1～2回は定期検診を受けましょう。虫歯や歯周病の早期発見・治療につなげられます。
③ 正しい食生活
さまざまな食品を摂取し、栄養をしっかりとりましょう。硬いものや繊維質の多い食品などを積極的に取り入れることも大切です。
④ 水分の摂取
忘れがちな水分をしっかりとり、1日に1.5～2リットルは摂取するようにしてください。水分補給はこまめに行ないます。
⑤ お口周りの筋肉のトレーニング
口腔体操を習慣化し、お口の機能を維持しましょう。舌や頬、唇の運動なども欠かさず行ないます。
⑥ 禁煙
喫煙習慣がある方は、禁煙に努めてください。喫煙は口腔環境を悪化させる原因になります。
⑦ ストレス管理
ストレスをためてしまうと、唾液の分泌量を減少させるおそれがあります。
口腔機能低下症の対策と改善方法
口腔機能低下症と診断された、または症状が出ている場合は、次のような改善方法を行ないます。歯科医師や衛生士のアドバイスを受け、患者さまの症状に合わせた対策を講じます。
① 歯科医院での口腔ケア
専門的なクリーニングを受ける。
口腔ケアの方法について指導を受ける。
② 口腔機能のトレーニング
舌や唇の筋力を鍛える。
嚥下機能を回復するためのトレーニング。
③ 唾液の分泌量の増加
唾液腺のマッサージ。
唾液の分泌を促す薬剤を使用する。
④ 食事のとり方の工夫
刻み食、ソフト食などの検討。
食事中の姿勢や食べ方の指導を受ける。
⑤ 口腔保湿剤の使用
お口の中の乾燥を緩和させる。
⑥ 義歯の調整
合わない義歯を使い続けると口腔機能を低下させるため、調整または再作製する。
⑦ 全身疾患の適切な管理
糖尿病や高血圧がある場合、基礎疾患を適切に管理する。
服薬の内容を見直して口腔乾燥などを防ぐ。
●リスク・副作用
○口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用
・症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費（保険適用外）での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
○親知らずの抜歯にともなう一般的なリスク・副作用
・基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費（保険適用外）となることもあり、保険診療よりも高額になります。
・抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
・下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
・舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
・下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。
○スポーツマウスピースの作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用
・内容によっては自費（保険適用外）となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・使い続けていると裂けたりすり減ってくるなど、傷みが生じます。
・成長などお口の環境の変化により、合わなくなることがあります。
・傷んだり合わなくなったまま使い続けると、パフォーマンスが下がるだけでなくけがのリスクも増えるので、定期的に歯科医師のチェックを受けてください。
○ティースジュエリーの施術にともなう一般的なリスク・副作用
・審美性を重視するため自費（保険適用外）での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・歯の表面に凹凸ができることで、食べかすや歯垢が溜まりやすくなり、虫歯を発症するリスクが高まります。
・歯の表面に凹凸ができることで、痛みや違和感を覚えることがあります。
・歯科医院でつけるのが基本であるため、自分ではつけられません。
・ジュエリーのもちは永続的ではありません。個人差がありますが、3ヵ月〜半年ほどで取れてしまうため、常にジュエリーのついた状態を楽しみたいという方は、数ヵ月に1回の交換が必要です 。
・ジュエリーに輝きと華やかさがあるため、派手なメイクやファッションには合いますが、シンプルにしていると口元だけ浮いてしまう可能性があります。
○口腔機能低下症治療にともなう一般的なリスク・副作用
・症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性の回復のためインプラントなどの自費（保険適用外）診療をご提案することもあります。その場合、費用は保険診療のみと比べて高額になります。詳しくは歯科医院へご確認ください。
・症状によって治療内容が変わります。医院での指導のほか、ご自宅でのマッサージなど自己管理で行なっていただく場合があります。